colnyago’s diary

勝手気ままに書き散らかしたものです

就活とその時期の変化

 先週、経団連が「就活ルール」を見直して、2021年卒以降、つまり現在の大学2年生から就活ルールが廃止される可能性も考えているということが報道された。

それを受けて、本日の日経新聞に、下記の記事がが掲載されていた。

www.nikkei.com

概要としては、以下の4つのパターンがあるかも、というものだ。

1)就活のより早期化

2)勝ち組と負け組の二極化

3)公務員と企業の併願の増加

4)紹介採用などの多様化

それぞれあるかもしれないが、私が考えているのは以下のシナリオだ。

まず、就活ルールの撤廃により、おそらく高い確率で、企業は通年採用により、いい学生、あるいは即戦力を採用するようになると思う。

そうなると、転職組にはかなり有利になるようになるだろう。能力のある人材にとって、より条件のいい企業に移れる可能性が広がるし、これは企業も望んでいることなので、この方向に進むことが現実的だと感じる。

この場合の一番の問題は、就職時だけではなく、その後もずっと勝ち組と負け組の二極化が存在し続けることになる、ということだ。

つまり、能力のある人は、より条件のいい企業へどんどん移っていけるが、逆に能力のない人は、どんどんとそれらの人々よりも差がついていく、という状況が生まれやすくなることになる。

ある意味、ピカピカの新卒生(とりあえずほぼ均一とみられる)は一生でただ1度きりだが、それがなくなる代わりに、弱肉強食の時代に突入するということになる。

また、多分最悪なことに、雇用側も同じことが起こるだろう。

良い人材はいい企業、大手に集まり、それ以外の人材は、あまり人気のない企業に排他的に集まることになるかもしれない。

かなり極論だが、上記のようになるような気がしてならない。

さらに、グローバル化とも非常に親和性のある内容なので、より国際性のある企業や大手は、海外からの優秀な人材も集めやすくなると思う。業績不振の企業は、廃業か、使えそうなら中国資本に買収されるかも。

うちの学生大丈夫かな。