colnyago’s diary

勝手気ままに書き散らかしたものです

iPS細胞の支援打ち切り

今朝の朝日新聞デジタル版のiPS細胞に関するニュースから。

京大iPS細胞備蓄事業、国支援打ち切りか 年10億円:朝日新聞デジタル

 

国がiPS細胞の備蓄支援を打ち切るとのこと。

これは完全に経済優先の決定ですね。

特に、製薬会社がらみかな。

山中先生をはじめとする京大グループは、移植した際の拒絶反応が生じにくいように、HLAの型番をなるべく多く集めてストックしようとしていた。これには、多種のHLAの型番で、さらにある程度分化させたものなど、多くの細胞を維持するためにお金がかかる。これを今回のニュースでは、打ち切るらしい。

では、国はどう考えているかというと、1種類のiPS細胞を維持し、HLAの型番は合わせずに、免疫抑制剤で済まそうということのようだ。

要するに、現在の臓器移植と同じ方法で行くらしい。

これはかなりマズイですね。

というのも、免疫抑制剤は、移植後、その人が一生投与され続けなければいけなくなる(HLAがあるので拒絶反応が出てしまう)。そうすると、多くの患者さんは、体中にガンが生じて、死にます。10年くらいで。現状ほとんどがそういう運命をだどるからです。あまり表には出てきませんが。

つまりは、製薬会社や悪徳病院が今牛耳っているように、iPS細胞を使った医療でも、患者さんから、移植でお金を取り、免疫抑制剤でお金を取り続け、さらにガンを発生させて、その手術などの根治治療や抗がん剤治療からもお金を死ぬまでとる、という構造が見えてきます。

あかんね、日本。本当に腐っとる。

山中先生は、本当に患者さんのことを考えて、治すためにiPS細胞を利用しようとしている。大変きれいな志です。研究者の矜持と言える。

問題なのは、iPS細胞を金のなる木と捉える、守銭奴たちだ。支援を打ち切ることで、かなり強引に山中先生をそっち側へと引き込もうとしている。

バックで動いている製薬会社は、多分、現政府の人たちの縁故でしょう。

共通テストのベネッセと同じ構造だ。同じ人が関わってたりして。安○さんとか。