卒業研究についての雑感
今年も卒業研究が終了した。
感想は、この2年でかなり学生の質が悪化してきていることだ。
6名の4年生が各研究室に配属され、1年間研究を実施する。
2年前まで、6名中1、2名は結構頑張ってくれる学生がいたのだが、昨年と今年は、頑張る学生が皆無だった。
卒業研究、就職活動、資格勉強、アルバイトなど忙しいのはこちらもわかるが、一番時間をかけないといけないのは、卒業研究だ。
6、7月くらいまでに大体の学生は就職先が決まってくる。その就活が終わっても、研究室にあまり来ない。来たとしても、週に2、3日程度。当然実験はしない。通常の一通りの実験を行うのに、少なくとも月曜から金曜は研究室で作業をする必要がある。でも、それができなくなっている。
忍耐力がない、根気がない、そもそもやる気がない、3拍子そろっている。
これでは、当然研究は成立しない。
今のところ、卒業研究は必須単位なので全員が行なっているが、今後は、選択制にして、やる気のある学生が行うようなことを考えないといけない。それくらい問題だ。