colnyago’s diary

勝手気ままに書き散らかしたものです

清原の野球

清原といえば、私の記憶ではPL学園の時の高校野球のイメージが強い。

その後、高校卒業とともに西武ライオンズ入団、一年目から大活躍。あとは皆さんもよくご存知かと思う。

私は、彼も長嶋茂雄さんと同様に天才型のバッターだと思っていた。

しかし、以下の動画を見ると、全く逆の選手であったことがわかる。

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彼はもちろん、少年野球の頃から凄かったわけだが、高校までバッティング理論は教わっていないという。

ただ一つ、センターに強い打球を打つ、ということだけを心がけて、バッティングに取り組んできたらしい。

毎日、何百回時には千回もの素振りをただやるだけでなく、どうすれば強い打球を打てるのか、ひとつひとつの素振りを考えながらやってきたという。

めちゃめちゃ努力の人。

しかも、動画を見てもらうとわかるが、すごく素人にもわかりやすく、自分でもわからない部分はわからないと、知ったかぶりしないところもすごくいい。

全て自分の経験に裏付けられた知識で、バッティングに関しては引き出しが非常に多い。さすがやね。

バッティングは複雑で、日々考え込むことばかりでプロでもスランプに陥ることも珍しくない。

彼の言葉ですごく心に残るのが、

「バッティングは複雑だけど、考え方はシンプルにしている」

というもの。井上ひさしに通じる。その道を極める人たちが辿り着く境地は同じところなのかもしれない。

今もまだ治療中だろうが、球界復帰、あるいは広く野球の指導者になってほしいと願う。