colnyago’s diary

勝手気ままに書き散らかしたものです

本庶先生ノーベル賞受賞

本庶先生がついにノーベル賞を受賞した。おめでとうございます。

地震や台風など、このところいいところのなかった日本での明るいニュース。

受賞理由としては、PD-1の発見とそれががん免疫療法の普及に繋がったこと、とある。確かにそれもすごいことだが、私的には、もっと前のクラススイッチや突然変異による抗体の親和性増強のメカニズムの方が印象的だ。しかし、こちらは利根川先生が先に抗体再編成でノーベル賞をもらっているので、なかなか難しかったのかもしれない。いずれにしろ、一貫して免疫関係でこれだけの業績を上げられており、受賞も当然だと感じる。

学生時代に、医学部の裏門のところを、黒のコートを羽織り、颯爽と歩いておられた本庶先生を見かけたことを思い出す。すれ違った後、隣にいた友人に、「今の本庶先生やで」と言われ、あの人がそうなのか、と。何か体から吹き出すような気迫を感じたのだ、本当に。

また、多くのお弟子さんを育てられており、それもまた業績だと思う。