国は、博士号取得者を3倍に増やすという。
1990年代にも、ポスドク1万人計画をやって見事にこけたにも関わらず、またやるのか、という思いだ。
先に、受け皿を整備しなくては、また同じことの繰り返しになるだろう。大学は今後統廃合が進み、教員の数は少なくなることが予想される。必然的に、企業や公官庁などで博士号取得者を吸収できるようにしておかないといけなくなる。
もちろん、高い専門性を活かした職や仕事内容を充実させないといけない。必ずしも、大学、研究所、企業などの研究者である必要はない。
間違うと、博士号取得者だけを増やしても、その人たちやその家族、また国家や社会的にも大きな損失にしかならない。
きちんと、順番を間違えることなく、博士号取得者を増やしてほしい。