colnyago’s diary

勝手気ままに書き散らかしたものです

大学での遠隔授業

www.nikkei.com

 世界の大学では、コロナによる遠隔授業で教育の質の問題が出てきているようだ。

 記事でも書いてあるが、大学は、学生が多様な考えを持った友人や教員と交流することで色々な経験や考え方を学び、人脈を築く場である。その本質的な部分が損なわれるので大打撃を受けているのが現状だ。

 人は、書物、人、経験から学ぶというが、後2つが損害を受けている。また、図書館に通うことができないのも困る。結局3つとも影響受けているな。

 大学で重要な、卒業研究、修士博士の研究の質が低下することも問題だろう。

 正直なところ、大学の座学は自習可能でまったく問題なしだが、4年生以降の研究室における研究はとても自学自習は無理。機器や試薬、動物実験などハード面のこともあるが、一番は先生や先輩の後ろ姿を見て学ぶことが最も大きい。いくら効率的にシステマティックにやろうが、実習書をきちんとまとめようが、最後はやはり経験者から学ぶ必要があるのだ。そうでないと絶対に失敗するし遠回り。

 コロナにより3月から影響を受けているが、2−3年後くらいから影響が表面化するだろう。