昨今、スマホやタブレットが学習にも利用されている。確かに便利だし、ほとんどの中高生が持っていることを考えると、これを活用しない手はない。
しかしながら、これらを使っただけで、本当の学力、あるいはその人を一生支える基盤を形成できるのかは、甚だ疑わしい、という内容だ。
これには同意する。
ある程度の学力がすでにあり、それまでの勉強内容の復習を兼ねて、正誤問題を解くなら問題はないと思う。しかし、本当に何も知らないところから、スマホやタブレットだけでやるのはマズイ。
要は、教科書をよく読みそれらを自分なりにノートにまとめるという昔ながらの勉強法と、便利なスマホ•タブレットの勉強法をうまくミックスさせていく、ということになる。
勉強しても、その内容を脳が保存するためには時間がかかる。この時間はスマホやタブレットを使ってもどうしても短縮できない。また、初期内容の保存がかなり大事だと私は考えている。まず教科書をよく読む、先生の授業をよく聞く、それらを総合してエッセンスをまとめてノートに仕上げる、この「読む、聞く、書く」の3要素は入っていた方がいい。それぞれ脳の違う部分が主に担当しているのだ。脳をフル活動して、初期内容を保存する。そうすれば、一生読み出しのできる記憶となるのではないかと思うのだ。急がば回れ、昔のやり方にもいいことはたくさんある。