colnyago’s diary

勝手気ままに書き散らかしたものです

電車内でのスマホ

 この10年ほどでスマートホンが普及した。それに伴って、電車内でずっと下を向いてスマホをいじっている人たちを大勢みる。隣に座った人などが見ているスマホ画面を見ると、約半数の人たちはゲームをやっている。残りは、マンガ、小説、ニュースサイト、通販サイトなどだ。

 まあ、これらの人たちは誰に迷惑をかけているわけではないので、今すぐやめろとは言わない。おそらく、学校や勤め先でストレスが溜まっているのだろう。その発散にスマホをいじっているのだと思う。しかし、客観的に考えると、日本という国の民度の低下を示しているのではないかと感じるのだ。

 スマホをいじり、耳にはイヤホン、これが今の中高生や大学生のスタイルだ。私が所属している大学の学生にもよくいる。これらの学生を見ると、自分に閉じこもり、周りをわざと見えなくしているように思うのだ。すぐ近くで体の不自由な人や老人が来ても、気づかないふりをしてお構いなし。ものすごく変ではないか? 反社会的行動といってもいい。ヒトは向社会性行動を身につけたからこそ、ヒトとなったのではないのか。言語を操り、共同作業を効率的にできるようになったからだろう。

 単なる時間つぶしでスマホをいじるなら、本でも読んでほしい。小説やノンフィクション、とにかくなんでもいい。何か得るものがあるはずで、それらは必ず将来の自分のためになる。

 ヒトは、書物、人、旅の3つからしか学べないという。本を読み、人とよく話し、旅に出て見てはいかがだろうか。