colnyago’s diary

勝手気ままに書き散らかしたものです

最近の巨人について思うこと

私は、物心ついてから、巨人(読売ジャイアンツ)のファンだ。記憶に残っている最初に見た光景は、父が「王ももう引退だな」と呟きながら一緒にテレビ観戦していたことだ。王さんの記録を見ると、1980年で現役引退となっている。そうすると、私は小学生1年生ということになり、だいたい合っている。

それから、現巨人の監督である、原辰徳氏が新人で巨人で活躍したことも覚えている。さらに、当時のメンバーとして、投手江川、捕手山倉、1塁中畑、2塁篠塚、ショート河野、外野に淡口、松本、ホワイト、とだいたい覚えている。この頃の巨人は、華があった。以降、吉村、槙原、斉藤、桑田、松井、高橋由伸、上原など球界を代表するような選手が軸になり、往年のチームを支えてきた。

しかし、この10年ほどは、正直なところ、選手が小粒になってしまった感がある。ドラフト戦略の失敗とFAに頼り、生え抜き選手を育ててこなかった(あるいは育てられなかった)ことに原因があることは間違いない。

もちろん、坂本や岡本などはいるにはいるが、チーム全体で見ると失敗だろう。この4、5年というもの、毎試合のように、坂本と岡本以外はころころと選手が変わる、日替わりオーダーだ。期待の若手を先発で使っても、1、2試合、ひどい時は、1打席でも打てないものならば、以後ほとんど使わない、という印象の試合続きだ。

上記は、原監督の試合、チーム運営の弊害だと思う。巨人は常勝を義務付けられたチームである、とよく言われてきたが、もうそんな時代ではない。もっと若手を辛抱強く使い(坂本が新人だった時もそうなので、できるはず)、次の10年を任せられる選手を育ててほしい。

やはり、センターラインが強力なチームは強いという定石からみると、捕手、二遊間、センターが重要。現状の巨人は強力ではない(坂本もそろそろショートからコンバートだろう)。

120〜30試合は最低一人の捕手でいった方がいい(投手の長所をうまく引き出せるリードや盗塁阻止ができる守備力の高い捕手がいい。打つのは二の次でいい)。在籍している中では、山瀬を次世代の捕手として思い切って抜擢してほしい。

ショートも、西武の源田のように、まず守備力のある選手で、打率は250前後でいいのではないか。今の坂本は、球史に残るショートなので。

2塁は、今の吉川で固定。攻守ともに問題ないと見る。

センターは、思い切って、新人の萩尾を抜擢しても良いのではないか。もちろん、浅野も候補の一人だろう。この二人で競わせてはどうかと思う。

あと、最も重要なこととして、原監督は、今年いっぱいでいいのではないかと思う。この2−3年見ても、もう限界だろう。傭兵術などは長けているのかもしれないが、今のチームは若手にシフトするときであるので、原監督ではない。育成が得意、つまり選手を鼓舞し、若手の才能を見抜き、磨き上げることができる監督がいい。その監督は、巨人の生え抜きOBである必要もないと思う。